「JAL SKY MUSEUM・工場見学」などの紹介(後編)です。
2026年1月に相方と2人で「羽田空港」にある「JAL SKY MUSEUM」と「格納庫・整備工場」の見学をしました。
今回は前回の「「JAL SKY MUSEUM・工場見学」-1(’26年1月 羽田空港-1)」からの続きで「格納庫・整備工場」の紹介です。
見学施設内では、一部を除き、撮影は可能で、SNSなどでの公開も問題なしとのことでした。
しかし、”一部を除き”と言うのが少々わかりにくく、写真の掲載可否が不明な場合の問い合わせ先がありましたので、前回と同様、今回掲載した写真はJALに確認して貰い、掲載の許可を得ています。
この記事で分かる事
- 羽田「JALメインテナンスセンター1」格納庫・整備工場の見学内容
- 777‑300ER「JA738J」点検の様子と特徴
- APU(補助動力装置)を間近で見られる貴重な体験
- DC‑8「富士号」カットモデル展示とその歴史
- 世界最古の777‑300ER「JA732J」のその後
- 車輪が外された機体を支える特殊ジャッキの仕組み
- 「JAL SKY MUSEUM・工場見学」の公式ホームページ
羽田「JALメインテナンスセンター1 格納庫・整備工場」へ移動
「羽田空港」の「格納庫・整備工場」は、「JALメインテナンスセンター1」の内部にある巨大な整備拠点で、実際に航空機の点検や修理が行われている場所です。
見学では、整備士が働く現場を間近で見られ、機体の大きさや迫力を全身で体感できます。
JALの職員さんの説明を受けながらの見学となります。

私も相方も初めて訪れる場所となりますが、その広大さに圧倒されました。

整備される期待が牽引されながら建物内に入って来る様子も見られました。

「ボーイング777‑300ER」「JA738J」との対面
「ボーイング777‑300ER」が見られました。「航空機登録記号(Aircraft Registration)」は「JA738J」となり、 2008年に「JAL」へ導入された機種となり、長距離国際線の主力として欧米路線を中心に活躍してきた機体です。
「エアバス A350‑1000」への更新が進む中、今なお現役で飛び続ける貴重な777です。
車輪の整備もしているようで、車輪なしで機体が浮いているようにみられますが、それに関しては後半で説明させて頂きます。

「APU(補助動力装置)」を間近で観察
尾部にある丸い穴は、「APU(Auxiliary Power Unit / 補助動力装置)」という小型エンジンの排気口です。
「APU」は地上での電力供給やエンジン始動に使われる“地上での補助電源”のような存在で、このような装置を近くで見られるのも整備工場ならではです。

DC‑8「富士号」カットモデルの展示
「整備工場」に展示されている 「DC‑8 富士号」のカットモデルが整備工場に展示されていました。
「JAL」が1960年に導入した日本初のジェット旅客機の象徴です。
機首部分を切り出した貴重な実物展示となります。
私たちのツアーは内部の見学は出来ませんでしたが、内部見学出来るツアーもあるようです。
本記事の最後を参照願います。

ジェット機とは言え「富士号」が就航した1960年当初、「JAL」のアメリカ本土の西海岸路線は「ウェーキ島」と「ホノルル」を経由していましたので所要時間は約31時間だった様です。

「富士号」の機内には「ファーストクラス・ラウンジ」があり、障子風の木枠や西陣織のシートなど、日本文化を取り入れた特別な空間でした。
長距離フライトの途中でくつろげるラウンジとして設計され、和服の客室乗務員さんのサービスも当時の「JAL」が世界に向けて日本らしさと上質さを発信した象徴的なデザインともいえます。
この時代の「ファーストクラス」で日本から西海岸までの料金は約1,000〜1,200ドル(当時のレート(USD1=360円)で約36万〜43万円)でした。
そんなに高く無いと思われるかもしれませんが、当時の大卒初任給の初任給は8,700円と言われていますので、40〜50か月分に相当する料金になります。
「エコノミークラス」でも当時の為替レートで23万円位だったようです。これでも初任給の約27か月分に相当します。
いずれも片道料金です!

そして、当時は正副操縦士の2名に加え、機体システム全体を管理する航空機関士(Flight Engineer)の3名で運行していた事になります。
この機種の最終運航日は1974年8月29日の「ホノルル → 東京(羽田)」だった様です。
世界最古の「Boeing 777‑300ER」「JA732J」は退役し、「アメリカ・ツーソン空港(アリゾナ州)」へ回送飛行されました
真っ白い機材が見られました。通常、この様にオリジナルの塗装が消されている機材は他社への売却や退役する機材となります。
「航空機登録記号」の「JA732J」から調べたとことろ、この「JA732J(Boeing 777‑300ER)」は世界で最初に製造された 「Boeing 777‑300ER」 のプロトタイプ機で2004年に「JAL」へ引き渡され、長距離国際線で活躍した「JAL」の主力機でした。
2024年3月に「アメリカ・ツーソン空港(アリゾナ州)」へ回送飛行(Ferry Flight)され、売却ではなく解体・部品取りの処理が行われた様です。整備工場で見られた“真っ白い機体”は、退役準備として塗装を剥離していた過渡期の姿で、機体番号だけが残る非常に貴重な瞬間でした。
尚、回送飛行(Ferry Flight)時には「航空機登録記号」は「N3243D」に変更されたようです。

車輪が外された機体の“支え方”に驚き
今回の整備工場の見学は初めて見る物ばかりで驚きの連続でしたが、車輪が外されている機材の支え方にも驚きました。

ジャッキのような装置でささえているのですが、見た目はかなり細いのですが、1本で数十トンを支えられる専用装置です。
機体側には車と同じような「ジャッキポイント」と呼ばれる強化構造があり、荷重は機体全体に分散されるため、応力集中は起きないような構造になっています。
機種によって異なるのかもしれませんが、この機体は3本のジャッキで支えられていたようです。

機内のエンジン周り、内装が外された“重整備”の姿
この機材はエンジン周りの整備もしているようでした。
機内も垣間見られましたが、内壁も椅子も外され、かなりの重整備をしているのが見られました。
毎回、これだけの整備をするわけではないので、貴重な光景を見られる事が出来ました。

外された椅子が置かれているのも見られました。

「東京モノレール羽田線」の車窓から望む「羽田空港」と「東京スカイツリー」
「JAL SKY MUSEUM」と「格納庫・整備工場」の見学を終えて、往路と同様に「東京モノレール羽田線」で帰路につきました。
遠くには「東京スカイツリー」も見られました。

「JAL SKY MUSEUM・工場見学」は無料と有料のコースがあります
初めての「JAL SKY MUSEUM」と「整備工場」見学は、想像以上に学びと驚きの多い体験でした。現役で活躍する777‑300ERの整備作業、エンジン周りの重整備、車輪が外された機体を支える特殊ジャッキ、そして世界初の777‑300ERである退役機「JA732J」など、ここでしか見られない貴重なシーンばかり。歴史的なDC‑8富士号の展示も含め、JALの技術力と安全運航を支える現場を肌で感じることができました。
今回はJALカード会員向けの無料コースで参加しましたが、特別体験ができる有料コースもあり、何度訪れても楽しめる内容です。航空が好きな方はもちろん、旅行好きの方にも強くおすすめしたい見学ツアーです。
クリックするとJALの公式ホームページを別タグで開きますので、参照願います。
| 種類 | 料金 | 内容 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| JALカード会員向け | 無料 | 通常の工場見学コース | 不定期開催・先着制 |
| JALダイナミックパッケージ オプション | 有料(1,000〜2,500円) | FUJI号スペシャル、 機内食体験など特別コース | 旅行商品限定の特別体験が可能 |
| docomo × JAL (マイル特典) | 2,500マイル | FUJI号スペシャル+docomo施設見学 | JAL+docomoの2施設見学セット |
2026年1月に訪れた「JAL SKY MUSEUM・工場見学」は今回で最終回となります。
今までお付き合い頂きありがとうございました。今後もどうぞ宜しくお願いいたします。


コメント
富士号の和風テイストの設備、気になります
ANAのく場見学に行った際に撮った写真はANAの検閲がありましたが
JALは無かったですか?
自分の、その時の記事はこれ。⬇
https://kinkin-everyday.seesaa.net/article/2024-11-16.html
私も是非見てみたいと思いました。^^v
整備作業まで見せてくれるとは貴重な体験ではないでしょうか。
只だびつくりすると思います、私の場合。
航空機の格納庫の大きさにびっくりです。また座席はどう外され、機外に出されたか興味が湧きました。実際に見学に行って尋ねてみます。
お早うございます
緑陰の庭(色付き始めたアジサイ)に
コメントをありがとうございます。
こちらでは、いろいろな品種のアジサイを
見ることが出来ます。
品種改良も行っているそうです!!
近くで、整備中の機体を見ることが出来るのが
良いですね!!
かっこいいですね そこで働く人も カッコいい
まじかで見ると迫力も有るだろうなぁ~
さすがに飛行機を収納する建物だけあってスケールが違いますね。
しかも、無柱空間、建築関係の仕事をしていたので、
天井のトラスとか興味深いです。
こんにちは😊
ダグラスDCは花形の飛行機でしたね・・・(^_-)-☆
さすがJAL、すごい整備工場ですね~^^。富士号も内部の設備など、すばらしいですが、我々には高嶺の花ですね。本体を支えているジャッキにも驚きました♪。普段知ることのできない整備工場、とても参考になりました(^^♪。
Niceです!
カッコいいですね。やっぱり巨大です。
圧倒されそうですね(;^ω^)
ぼん様
凄い空間ですね。
安全を確保するのは大変ですが、広いです。
乗るときには、何もわからずに乗りますが、大きいですね。
nice!です♬
訪問・ナイス、有り難うございます。
Nice!の押し逃げで申し訳ないですが・・・。
我が町の今日は、朝から・薄雲の拡がりで、陽射しが・午後には、好天の予報だが・・・吹く風は、強めの南寄りだが・陽射しが弱いのに気温が高く、29℃越えの暑い一日に成るとの予報!!・其方は、如何ですか!!。
行ってみたい場所です!
NICEです(∩´∀`)∩
こんな場所の見学があるのですね
拝読しました。
Nice
ナイス😊
すごい迫力ありますね。圧倒されます。一度は行ってみたいところです。
見学の際あまりの大きさに圧倒されました
無料でも見学できるところが良いですね。
いやぁ、大きいですね
圧倒されます!!
(。・ω・)ノ゙ Nice‼です♪
ジェット機導入当初は一機ごとに名前がついていたんですね。
そういえば、もく星号事件ってありましたね。
一気に読みました
いつか見に行きたいです
情報量と熱量がすごいですね。実際に現地で見て感動したポイントを丁寧に拾っていることがわかりました。
特にJA738JやJA732J、APU、ジャッキアップの話は面白かったです。
ご訪問しました。
niceです☆彡
丸い頭をナデナデしたい(笑)
お写真から大きさが伝わります。
お早うございます
仏像とアジサイ(可愛いお地蔵さん)に
コメントをありがとうございます。
梅雨入りしてアジサイの花がいっそう
綺麗になります(^^)v
わー!行きたい!
ANA派なので^^;
ANAのツアーを検索してみまーす
おはようございます。
またお邪魔して拝見させていただきました。
素晴らしい体験だと思います。
工場見学、スケールが違うから迫力ありますね。
昔は、1ドル、360円でしたね。
nice!
工場見学は楽しそうですね。見どころ満載だわ(*^▽^*)
整備工場は萌えますね(^.^)
お早うございます
あじさい路(鎌倉随一の美しさ)に
コメントをありがとうございます。
これから、天気が良い鎌倉は観光客が
増えます!!
JALの工場見学、大人も楽しめますが
好奇心が旺盛な子供たちを招くと喜ぶでしょうね
私もゆきたいです
ナイスです(‘∇^d) ☆!!
飛行機が好きな方には最高でしょうね(*^▽^*)
間近での”スケキヨ”、値打ちある見学会でしたね〜