「SL大樹」の紹介です(前編)。
2026年4月、相方と2人で「鬼怒川温泉(栃木県)」に行きました。
前回の「「花の宿 松や」-2( ’26年4月 鬼怒川温泉旅行-4)」からの続きとなり、旅行2日目の紹介となります。
この記事で分かる事
- 鬼怒川温泉駅で見られるSL大樹の転車台回転の見られるタイミング
- 転車台の歴史、実際の回転の様子
- C11 325(1946年製)の来歴と特徴、真岡鐵道から東武鉄道への移籍まで
- 「車掌車 ヨ8634」の役割と国鉄時代からの経歴
- SL大樹の客車(14系・オハテ12)の歴史と内部の特徴
「鬼怒川温泉駅」で「SL大樹」の転車台回転を見学
1泊宿泊したホテル(花の宿 松や)は「鬼怒川温泉駅」の隣駅の「鬼怒川公園駅」にあるのですが、チェックアウト後、ホテルの車で「鬼怒川温泉駅」まで送迎(無料)してもらいました。
「鬼怒川温泉駅」に到着です。
「鬼怒川温泉駅」11:15発、「下今市駅」行きの「SL大樹(たいじゅ)2号」を予約してありましたので、それに乗車するのですが、駅構内に入る前に「SL(蒸気機関車)」が「転車台(ターンテーブル)」で向きを変えるのを見られる楽しみがありました。

私たちが乗車した「SL大樹2号」は「鬼怒川温泉駅」10:10着の「SL大樹1号」が折り返しする運用となっていました。
そのため、「SL」の前後位置を変える必要があり、そのためにこの「転車台」で「SL」の向きを変えるのが見られる機会に恵まれました。
運転日により、「SL大樹」の運転本数が異なり、私たちは平日に訪れたので、この「転車台」が使われるのは1日2回だけとなります。
10時にホテルをチェックアウトしてホテルの車で「鬼怒川温泉駅」に送迎して貰い、到着したのは10:20頃でしたので、10:35の「転車台」が動くのを見られるのにちょうど良いタイミングでした。
10:35の「転車台」が動くのを知ったのは事前に調べていたわけでは無く、この日に「鬼怒川温泉駅」到着後にこの表示を見て知った事になります。

10:10着の「SL大樹1号」から切り離された「SL」が「後進(バック)運転」で本線を進んでいるのが見られました。
その後、前進し本線から側線を通り「転車台」まで進みます。

「転車台」に到着です。

そして、「転車台」が回転し向きを変えます。
平日でそんなに混んではいなかったので、ゆっくりと撮影が出来ました。
「鬼怒川温泉駅」の転車台は、「JR西日本・三次(みよし)駅(広島県)」で1933年に設置された本物の転車台を譲り受け、 「東武鉄道」のSL復活プロジェクトに合わせて「鬼怒川温泉駅」に移設されたものです。

「車掌車 ヨ8634」の役割とは?
「転車台」で向きを変えた後、側線を前進して進み、本線に入ります。
「SL」だけで無く、後ろに「ヨ 8634」と書かれた車両が連結されています。
かつてはJR(国鉄)の貨物列車の最後部に連結されていた「車掌車」です。
しかし、この車両は車掌さんが乗車するための物では無いのです。
この「車掌車(ヨ 8634)」は蒸気機関車に搭載出来ないATS(Automatic Train Stop/自動列車停止装置)機器を搭載するための保安用機材車で、車掌さんは乗務しません。
尚、この「ヨ8634」は1974年に国鉄の「ヨ8000形車掌車」として誕生し、JR貨物を経て2017年に「東武鉄道」へ譲渡されました。

本線を「後進(バック)運転」して、これから乗車する「SL大樹2号」の客車に連結されます。

速度を落として客車と連結です。

「C11 325」の歴史と「東武鉄道」に来た経緯
私は鉄道好きですが、自分(男)1人でこのような観光SLに乗りに来るほどの鉄道マニアではないです。
相方は鉄道には興味無いのですが、嫌がらず付き合ってくれて感謝です。

この「SL大樹」で使われている「C11 325」は1946年に製造された蒸気機関車で、国鉄で活躍後、1973年に一度廃車となります。
廃車後の静態保存を経て1998年に復元され、「真岡鐵道」で「SLもおか」として運行されました。
2019年に譲渡が決まり、2020年に「東武鉄道」へ移籍されました。
「東武鉄道」には「SL」が3機種、「車掌車」が2機種ありますが、以下の公式ホームページに詳しく記載があります。
SL大樹 編成・車両
尚、「C11形蒸気機関車」は1932年 – 1947年の間に381両が製造され、そのうち52両が現存し、6両が動態保存として今も走っています。残りの多くは全国の公園や博物館で静態保存されています。
SL大樹の客車(14系・オハテ12)の見どころ
私たちが利用した「SL大樹2号」の客車です。
「SL大樹」の客車は、昭和40〜50年代に製造された特急用車両「国鉄14系」を「JR四国・JR北海道」から譲り受けたものとなります。

車内です。「国鉄・JR」時代には特急列車の普通車として使われていた車両となり、内部のそのままのようで、懐かしい感じでした。
窓側のテーブル下に「灰皿」が設置されいた跡が残っているのも懐かしいです。

こちらの車両(オハテ12 2)となります。
1969年(昭和44)6月に製造された「国鉄 12系客車」がその原型ですが、その中でも最初期に作られた試作量産車(1〜20号車)の1両という貴重な存在です。
その後、本州と四国を結ぶ夜行快速「ムーンライト高知」や「ムーンライト松山」の「グリーン車」用に改造(1988年)されグリーン車を示す「オロ12」に改称されました。
「オロ12」の「オロ」は、重量37.5〜42.5トン級の車両(オ)、グリーン車(ロ)を表します。
2016年に「東武鉄道」へ譲渡され大規模な復元・改造工事が行われ「オハテ12」に改称され、現在に至っています。
「オハテ12」の「オハテ」は重量37.5〜42.5トン級の車両(オ)、普通車(ハ)、展望車(テ)を表します。
グリーン車は普通車に改造され、車両一部に展望車(誰でも利用可能)が設けられたことになります。
次の写真の左端に窓ガラスの無い場所が見られますが、そこが展望車です。
現在は「普通車」となりますが、「淡緑色(グリーン車用)の帯」を纏っているのが「グリーン車」として活躍していた頃の面影を伝えてくれます。

この車両(オハテ12 2)の内部です。前述の様に以前はゆったりとしたグリーン席が並んでいたことになりますが、現在はレトロ感のあるボックス席となります。4名で利用するのであればこの座席も良いかと思います。
「鬼怒川温泉駅」から終点の「下今市駅」駅までは12.4kmを37分間程度(表定速度:約20Km/h)の旅程となりますので、ボックス席でもそんなに疲れないかと思います。

「鬼怒川温泉駅」を定刻11:15に発車し、「下今市駅」に向かいました。
「下今市駅」着は11:52となります。
2026年4月に訪れた「鬼怒川温泉旅行記」は数回に渡って紹介させて頂きますので今後ともどうぞ宜しくお願いいたします。


コメント
稼働しているSLの殆どがC11,C12ですね。確かにD51200、D51498等の有名な車輌は
ありますが。
転車台はまだ生で見たこと無いです。行って見たい場所です
こんなSLの時代があったんですね(^ω^)
SLの人気はすごいですね。
今の時期、暑くてSLの近くに寄れないでしょう。
ターンテーブルでの方向転換は蒸気機関車ならではですよね。
その様子をご覧になられたのは、羨ましいです。
自転車圏内に鶴見操車場があり、昔はD51が主役でした。
敷地が広大で、高い塀に囲われているので、
ターンテーブルの位置さえ分かりまでんでした。
仲良くパチリ。素晴らしい。
鬼怒川温泉に行くとSLに乗って帰ってこられるのですね。車で行ってしまうとこういう体験はできませんね。勉強になりました。
C11 325・・今は東武で活躍しているのですね〜
https://maccamera.seesaa.net/article/2019-01-08.html
SL迫力ありますよね 下館駅からSL走りますが 現在点検中で1年間運休 残念
走るのを見るだけで嬉しくなります
こんにちは👋😃
車掌車なんて、珍しいです。
今はあの長い貨物列車もワンマンですよね。
Niceです!
こんにちは。
転車台は、私も京都で観たことがあります。
鉄ちゃんの憧れですね。^^
訪問・ナイスです!、有り難うございます!!。
Nice!の押し逃げで申し訳ないですが・・・。
今日の郷山は、多少・薄雲も有るが、青空が拡がり陽射しが降り注ぐ好天だが・午後には、雷注意予報が・・・吹く風は、穏やかだが・北寄りなのだが・気温が上昇、九時の時点で32℃越えの暑さ・猛暑の一日に、成るとの予報が(>¡<”!!・皆様の地方は、如何ですか??。
SL大樹は今でも走っているんですねぇ
どんな風景を見せてくれるんだろう?
乗ってみたいです(^^)
SL大樹、時代を感じさせますね。
鉄道に興味がなくても嫌がらずにぼんさんに付き合ってくれる奥さん素敵です。
ナイスです!!!
蒸気機関車が客車と連結するときの「ガッシャン、ググー」
という音が迫力があって好きです。
Nice
SL大樹というのがあるんですね!
ゆっくり撮影させてもらえるのは、いいですね。
客車も素敵ですね~なんとなく懐かしいような^^
小樽で転車台を見た記憶があります。いい奥様ですね。いつも二人旅行素敵なことです。
拝見しました
ナイス😊
SLのC11は短いので、車掌車とセットで転車台に乗れるんですね^^
お邪魔しました
転車台があるんですね。
電気機関車で押していたのは、勾配がきついからかな。
東武鉄道でも、SLに乗ることが出来るのですね。
静岡県の金谷駅からSLに乗ったことが一度だけあります。
SL大樹の紹介、大変丁寧で読み応えがありました。転車台の回転を見られた偶然のタイミングや、静態保存から動態復元されたC11 325の来歴など、旅の体験と鉄道の背景が自然に結びついていて楽しく読めます。写真の場面描写も臨場感があり、相方さんとの温度差も微笑ましいアクセントになっていました。続きの後編も楽しみにしています
(。・ω・)ノ゙ Nice‼です♪
車掌車にそんな役割があったとは知りませんでした。
それ故に、車端部ではなくて、機関車の次に連結されているのでしょうね。
転車台、ずーっとみていられそうです
こういうギミック的なの大好きです
niceです☆彡
暑中お見舞い申し上げます
蒸気機関車は凄いです。
正気で自分の身体と客車を引っ張って走るんですから。
不思議です。
正気ではありません。
蒸気でした( ;∀;)
重厚感あるSLカッコイイです(^^♪
テーブル下に灰皿時代を知ってます(笑)
自分にとって興味がない場所でも
一緒にやはり行動するといいですよね
我が家など高齢なので余計に
安全面からも一緒の行動がベストです
お早うございます
一色海岸夏のきらめき「HANABI 2026」に
コメントをありがとうございます。
歩いて行ける海での、花火大会は最高の
夏の一時です(^^♪
動くSLは素晴らしいです(^^♪
鬼怒川温泉はいいですね
SLと温泉が一緒に楽しめ、SLフアンには魅力的でしょうね
温泉にゆっくり「入りたいです
転車台、動いているところを見られて良かったですね。
ボックス席は、結構疲れますから40分程度なら大丈夫ですね。
BOX席で駅弁楽しみながら乗りたいですね。
「転車台」、カッコいいですね。一度見てみたいです(*^▽^*)
nice!です♬
ご訪問しました。
何時だったか?大井川でSLに乗ったような気が(観光で)
列車の旅はいいですね。特に地方路線、ノスタルジックです。
SLも、ボックス席もいい、ふれあいが生まれそうです。
nice!です。
ちょうどいいタイミングで転車台が動くのが見られて
ラッキーでしたね。
SL好きにはたまらんですね(@^^)/~~~
相方様のジャケット&バックが素敵♪
ぼん様
SL満喫されましたね。(^-^)
転車台は、遠い広島の三次(みよし)駅からの物なのですね。
鬼怒川には、バスで観光で行きましたが、SLは楽しめませんでした。
奥様ご同席優しいですね。(^-^)
お早うございます
祖師堂(宗祖日蓮聖人をお祀り)妙本寺 に
コメントをありがとうございます。
祖師堂の屋根のカーブが綺麗です!!
奥様に感謝ですね(^^)
NICEです