「国重要文化財 萬翠荘(ばんすいそう)」、「ANAクラウンプラザホテル 松山」の紹介です。いずれも「愛媛県 松山市」となります。
昨年(’24年)12月に2泊3日で相方と2人で「松山」に訪れました。「松山」に訪れるのは’22年10月以来となりますので、ちょうど2年振りとなり、前回の「「ANAクラウンプラザホテル 松山」・「道後温泉」など( ’24年10月 松山旅行-3)」からの続きとなり、旅行3日目、最終日の紹介です。
「松山」には知人が2組いて先日、紹介させて頂きました様に、1,2日目はその方達とお会いもしましたので、ほとんど観光はしなかった事になります。
最終日はホテルのチェックアウトを14時(通常は11時)まで「IHG(インターコンチネンタル ホテル グループ)」の会員特典で無料で延ばしてもらえたので、少々、観光をすることにしました。
「ANAクラウンプラザホテル 松山」の朝食ブッフェでは愛媛名物の「じゃこカツ」も頂けます
前回も紹介させて頂きましたが、朝食は「IHG(インターコンチネンタル ホテル グループ)」のステータス特典で無料となりました。愛媛名物である松山鯛めし・じゃこ天、みかんジュース、松山鯛めしなども食べられます。
昨日の朝食で無かったのか気がつかなかったのか分からないです、「じゃこ天」を揚げた「じゃこカツ」もありました。

あまり沢山食べると昼食を食べられなくなるので、軽めに頂きましたが、作ってもらえるオムレツ、や朝カレーがあるとつい食べてしまいます。

宿泊した部屋からの眺めです。ズーム、トリミングとなりますが、「松山城」が美しく見られました。「松山城」は現存12天守の一つで国の「重要文化財」に指定されています。
滞在した3日の中で、この日が一番天気が良かった事になります。

こちらも宿泊した部屋から見られた「萬翠荘」です。ホテルからは道を渡るだけで行ける場所となりますので、こちらに訪れる事にしました。
「松山」には何回か来ていますが「萬翠荘」に訪れるのは初めてとなります。こちらの建物も国の「重要文化財」に指定されています。

「国重要文化財 萬翠荘」は旧松山藩主の子孫にあたる久松定謨伯爵の別邸です
ホテルでの朝食後、「萬翠荘」に向かいました。
「坂の上の雲 ミュージアム」の近くにあることになります。「坂の上の雲 ミュージアム」へは「萬翠荘」訪問後に立ち寄りました。

「萬翠荘」の開館時間 9:00~18:00となり入館料は大人1人400円(’25年5月現在)です。
私たちが訪れた時は300円だったのですが、’25年4月に料金が改定されたようです。
10月に訪れたので紅葉にはまだ早かったですが、紅葉や桜の季節も美しい光景が見られるようです。

入り口には「人力車」が置かれていました。

私たちが訪れたのは平日の午前中となりますので、他に見学者はいないようででした。いつも常駐されているのかは分からないのですが、ボランティアガイドさんがいらっしゃいましたので、その方に「萬翠荘」を案内してもらいました。
「萬翠荘」は、大正11年(1922年)旧松山藩主の子孫にあたる「久松 定謨(ひさまつ さだこと)伯爵」が、別邸として建設したものです。
「久松 定謨 伯爵」は陸軍駐在武官としてフランス生活をされたことにより、純フランス風の建物になっています。
ボランティアガイドさんに写真撮影の承諾を頂き写真を撮りながら内部を案内してもらいました。

玄関ホールの左右に建つ柱が印象的でしたが、これは「岡山県」で産出される「万成石(まんなりいし)」との事です。

桜色をしている石となり「桜御影(さくらみかげ)」とも呼ばれ硬さでも知られているとのことです。

天井のシャンデリアは水晶で出来ています。水晶には「開運・浄化・魔除け・心願成就」などのパワーがある言われており、このシャンデリアの下はパワースポットとの事でした。

こちらの部屋は1922年(大正11年)に、「皇太子摂政宮(後の昭和天皇)」が滞在されたお部屋です。

「御座所」にはバルコニーもあり、その正面に宿泊したホテル(ANAクラウンプラザホテル 松山)もみっれました(「三越」と「第一生命」の間の建物がホテルです)。

ボランティアガイドさんに撮って頂きました。
背後にステンドグラスが見られますが、この絵柄は先述の旧松山藩主の子孫にあたる「久松 定謨 伯爵」が明治時代にフランスに渡った時の海原を思い起こさせるものとなっているとの事です。
歴史に詳しい方は「伊予松山藩」の藩主は「松平家」では?と思われるかと思いますが、確かに「松平家」が1635年 – 1871年まで16代にわたり藩主を務めていたことになりますが、元々は「久松性」となり、江戸時代初期に徳川家康異父弟である関係により「松平性」を賜り、幕末に「久松性」に改めた(戻した)ためです。
尚、家紋は「松平性」でも「三つ葉葵」ではなく、「星梅鉢」と別になります。

「萬翠荘」は2022年に公開された日本映画「バスカヴィル家の犬」のロケ地でもあるそうです。

「萬翠荘」見学の後、国の登録有形文化財である「愛媛県庁舎」などもボランティアガイドさんに案内して頂きました。 それに関しては次回、紹介させて頂きます。
’24年10月に訪れた「松山旅行記」は数回に渡って紹介させて頂きますので今後ともどうぞ宜しくお願いいたします
コメント
旅先では、朝食をいつもよりもしっかりと食べます。
昼食の時間が多少遅れても大丈夫なように。
目の前で作ってくれる卵料理は頼まずにはいられませんね
旅行先だとついついアレもこれも食べたくなります
いつもわがブログにご訪問いただきまして、ありがとうございます!
nice!です!!!
緑にかこまれた「萬翠荘」すてきですね
ドイツかどこかのお城かと思いました
地図に載ってた「収蔵庫」が大きくて気になりました^^
緑に囲まれた洋館は映えますね。
ナイス!です。
niceです☆彡
萬翠荘、もうお城ですね。
こんにちは。
「国重要文化財 萬翠荘」素敵な建物ですね。立地も高台にあり、バルコニーからの眺めもいい感じです。
入館料も「大人1人400円」でお手頃、お出掛けしたい・訪問したい場所です。
ところで『日本映画「バスカヴィル家の犬」のロケ地』の文字あり・・・
フィルムコミッションにも積極的に協力かな?宣伝効果ありですね!?(=^・ェ・^=)
華族の生活は庶民とはかけ離れたものだったことが
よくわかります。
平民からみたら、御殿です。
「萬翠荘」行きました!
別邸ですか!
経済的に裕福だったんですね。
ブッフェは食べちゃいますよねぇ
私はしかも好きなものばっかりお皿に盛ります(^^;
ナイス!
四国には何度も行っていますが駆け足の旅(ツアー)
ゆっくりと観賞したことは有りません、いい旅ですね。
Nice!
松山城、ずいぶん前に訪れました。
ホテルの朝食はつい食べ過ぎてしまいますね^^;
以前は、萬翠荘の横に、愚陀佛庵がありましたが、丁度見学した後で雷雨のため土砂崩れで無くなってしまいました。
(# ̄  ̄)σ・・・Nice‼です♪
ホテルのオムレツがおいしそう。
このように、つるりと焦げ目なく、かつ中の卵液にも火を通して作ることができず、いつも悔しく思っております。
オムレツがとてもおいしそうです。
丁寧に焼かれてますね。
ここ行ってみたい
じゃこカツをカレーにのせて食べてみたいです(^^♪
萬翠荘の世界観は松山にぴったりですね。
おはようございます・・・(^-^)!!
あの屋根の上のトンガリは何でしょう・・・❓
保全メンテナンスが大変でしょうね。
松山には3度行っています、同権線にもゆきましたが
このような建物が残っている事を知りませんでした
ご訪問ありがとうございます。リンクさせてください。よろしくお願いいたします。
こういう所で食べるオムレツって美味いですよね~
拝見しました
萬翠荘。フランス風なんだ。おしゃれな建物ですね。
ぎゃらりぃに使ってい里の家は大正13年です。ほぼ同じ時期。
美しい松山城の眺望に、萬翠荘のボランティアガイドさんの案内と、盛りだくさんの内容で読み応えがありました。
特に萬翠荘の歴史的背景や、シャンデリアのパワースポットのお話は興味深かったです。
写真もたくさんあって、旅行気分を味わえました。次回の記事も楽しみにしています!
niceです(‘∇^d) ☆!!
niceです!!👍
萬翠荘、桜御影の柱や水晶のシャンデリアなど贅を尽くした作りですねw
Niceです。
萬翠荘、知りませんでした~。
美しい建物ですね。緑の中にあり、眼福です。
ご紹介ありがとうございます^^